歴史と哲学 1 分で読めます
ヨガの短い歴史 ― 古典から現代のスタジオまで
ウパニシャッド、ヨーガ・スートラ、ハタ・ヨガの文献、そして20世紀の世界的な広がりまで。ヨガの長い道のりを、事実と解釈を分けながらたどります。
ヨガという言葉は、サンスクリット語の「結ぶ・つなぐ」を意味する語根 yuj に由来するとされます。けれど、何と何を「つなぐ」のかは、時代や伝統によって少しずつ異なってきました。
古典の時代
瞑想や呼吸の制御に関する記述は、紀元前のウパニシャッドの文献にすでに見られます。やがてパタンジャリに帰せられる『ヨーガ・スートラ』が、心の働きを静めるための体系として「八支則」をまとめました。成立年代には諸説あり、紀元前2世紀から紀元5世紀頃まで幅をもって語られます。
ハタ・ヨガの登場
11世紀頃から、身体の技法を重視する「ハタ・ヨガ」の文献が現れます。15世紀の『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』は、アーサナ、呼吸法、バンダ、ムドラーをまとめた代表的な書です。ただし、当時のアーサナの数は、現代のクラスで見られるものよりずっと少なかったと考えられています。
20世紀、世界へ
現代のポーズ中心のヨガの多くは、20世紀のインドで形づくられました。マイソールで教えた T. クリシュナマチャリアの弟子たち ― B.K.S. アイアンガー、K. パタビ・ジョイス、T.K.V. デシカチャーら ― は、それぞれのスタイルを世界に広めました。
事実と解釈を分けること
ヨガの歴史には「数千年の伝統」という言葉がよく添えられます。瞑想の伝統が古いことは確かですが、今日のスタジオで行われる流れるようなポーズの多くは比較的新しいものです。どちらにも価値があり、だからこそ TOHWA は、古典に基づく事実と、現代の解釈や実践を分けて紹介していきます。